初めて訪れたタイは、1月にも関わらず連日30度近い気温と、まるでサウナの中にいるような高湿度で真夏のようでした。
高層ビルのホテルの部屋からは、湿度のせいか、スモッグのせいか、街はグレーに覆われていて、ここは本当に常夏の国なのかと惑う景色。
とまれ、バンコクをあてもなく歩いているうちに気付いたのは、主張しすぎるくらいのカラフルな装飾。
でも、タイの人びとが陽気さを主張しすぎるかというとそうでもなくて。
歩き疲れて手にしたタイ・スイーツは甘すぎずからだに染み込んでいくような。
ほほえみの国は、あくまで控え目な微笑みで、まるく包んでくれるような温かさがありました。